煽り運転常習の先輩が語っていた意外な心理に人生の切なさを感じた話

広告

最近は連日煽り運転のニュースが大々的に取り上げられていて、自分も多くの人と同じように、煽り運転の加害者に対して腹たつなーとか怖いなーって思うわけです。


でも、それと同時に、加害者に対して切なさというか、人生の不条理さみたいなものも感じてます。


もう10年以上前になるけど、当時働いていた会社の1つ上の先輩と自分は、席が隣だったり、年齢は一緒だったりした(自分は中途採用だった)ので、いつのまにかけっこう仲良くなってました。


たまにプライベートでも遊びに行くことがあって、そういう時はだいたい先輩の車に乗せてもらうんだけど、まあ先輩の運転がちょっとヤバい。


テレビで報じられているほどの荒々しい煽り運転ではないけど、いつトラブルになってもおかしくないなあっていうレベルでは危うい感じでした。


まず運転中の他車に対する暴言がヤバい。普段全然そんな感じの人じゃないのに、車に乗るとヤバい。仕事で顧客と話している時なんか、60代以上の女性に下ネタ言って盛り上がっているようなタイプ(これはこれでヤバい)なのに、車に乗ると荒くなる。


で、ある時冗談めいた口調で運転について指摘したんです。そしたら、その時先輩が言ってたのは
「バカにされている」
でした。


つまり、他車に車間詰められたり、追い抜かれたりすると、バカにされていると感じると。


たしかにその先輩は、仲良くなっちゃえばイジっても全然平気なんだけど、初対面とかまだ数回しか接したことのない相手(主に若い男性)に対しては、態度とか礼儀とかをすごく気にして、あとですごい怒ってることがたまーにありました。


ちなみにその先輩は東京の某有名私大出の人で、たまーに頭が良い片鱗を見せる時があったんですが、煽り運転をしてしまう理由についても、なんか意外に客観的に分析してたのが印象に残ってます。何を言ってたのかはほとんど覚えてないですけど。


ただ、ざっくり覚えてるキーワードとか印象をつなぎ合わせると
「バカにされている強迫観念」
「本当は孤独感や恐怖感を感じている」
煽り運転したことを反省とか後悔すると、後日余計悪化する」
「自分ではどうにもならない、苦しい」
ニュアンス的には、こういう感じのことを言っていたと思う。


つまり、一種の依存症みたいになってて、どんどんエスカレートして、自分自信を追い込んでいってしまうっていう感じのことでした。


今テレビで取り上げられている煽り運転常習者が全員そうとは限らないけど、中には自分ではどうしようもならなくなっている人もいるんだなと。


そして、病気として認知されている種類の依存症とは違って、煽り運転は全面的に当人が悪っていうことになります。


もしかしたら世の中のどこかには適切な治療法があって、実は治るかもしれないのに、当人と多くの人はそんなこと知りもせず、煽り運転者の精神はどんどんボロボロになっていく。


前述の先輩は自分がおかしいことに客観的に気付いて苦しんでいたけど、多くの人は自分の脳と精神が蝕まれていることに気づかず、苦しい精神状態が当たり前の状態として、他人に攻撃し、攻撃されて死ぬまで生きていくんですね、たぶん。


なんかわかんないけど、当時すごく切ない気持ちになったのは覚えていますが、最近の煽り運転関連ニュースを見ていて、こういうことだったのかなあと思い出したので書きなぐった次第です。