余計なことを考えず直感に任せた方がうまくいく『見ない、聞かない、反省しない』大嶋信頼

広告

 

カウンセラーである大嶋信頼先生の本は何冊か読んだけど、面白いのは、1冊の本がカウンセリングになっていて、本の中には至る所に「スクリプト」が埋め込まれていること。
 
もちろんいろんなテクニックは書いてあるんだけど、それらをひとつひとつ頑張ってこなそう、とか考えなくても、何も考えず1冊をストーリーとして読んでいくことで効果が出るようになってる。
 
というより、変に悩みを消したい、とか人生を良くしたい、とか気合を入れて読むと逆に効果を実感できないかもしれない。
 
『見ない、聞かない、反省しない』では、不安・心配を「見ない」ことで自然と体が動くようになり、他人の言葉を「聞かない」ことで他人に振り回されることがなくなり、「反省しない」ことで自分らしく生きることができるようになる。
 
この本ではこの3つの要素を身に付けるテクニックを、解説している。全部をここに書くことはできないけど、例えば「見ない」の場合はこんな感じ。
 
未来の不安や過去の後悔にとらわれていると、それだけでエネルギーを消耗してしまうので、やらなければいけないことや、これをやれば良くなるのに、と思っていることも億劫でできなくなる。
 
そこで、この時浮かんできた未来の不安は、「ムダな思考」ではなく、未来の失敗した自分が送ってきたメッセージと捉え直す。
 
そのメッセージを受け取ったら、チラッと確認した後「見ない!」と唱え、神経衰弱のカードをめくるように、すぐ閉じる。
 
こうすることで、未来の自分が失敗した内容を学習したことになる。そしてまた浮かんできた不安に対して「見ない!」を繰り返すことで、次々と未来の失敗した自分から学習していく。
 
すると、そのうち押さえつけられていた直感力が働くようになり、うまくいく思考と行動が自然とできるようになっていく。
 
ただしこの時気を付けなければならないのは、直感に従ってうまくいくようになってくると、足を引っ張る人間が現れ始める。そこで「聞かない」の出番。
 
大嶋信頼先生の本は独特の仮説と検証が繰り返されていて、読者を諭すというよりは、大嶋先生の仮説と検証のサイクルをリアルタイムで見せられている感じ。
 
それが合う人もいれば、合わない人もいるかもしれない。最初にも書いたように、大嶋先生の本は1冊を通してストーリーの中に「スクリプト」が埋め込まれているので、結果だけ求めて焦って読むと効果を実感できないかもしれない。
 
逆に言うと、頭を空っぽにして大嶋先生の本を読めるようになっていたら、もうすでにいろんなことがうまく回り始めている人かも。
 
大嶋先生の本によく出てくるのは、「無意識に任せる」ということ。無意識、というとスピリチュアルみたいに感じて抵抗感を感じる人もいるだろうし、実際最初自分は無意識という言葉が引っかかって大嶋先生の本をちゃんと読まなかった。
 
だけど大嶋先生の言う無意識っていうのはそういうスピリチュアル的な概念というよりは、頭で考えすぎて動けない、余計な非合理行動をしてしまう、他人に振り回されてしまう、っていうことに対して、もっと自然に、直感的に動いた方がうまくいくよ、っていうくらいの概念だった。
 
ちなみに大嶋先生の本は1冊がカウンセリングのストーリーになっているけど、さらに発売順で読んでいくとこれもストーリーになっていてスクリプトが埋め込まれているので、多分いきなり最新作を読むよりは過去作から順に読んだ方が良いかもしれない。ただボリュームが多いのとちょっと独特の文章なので読みづらい点はしょうがない。